thinking-about-our-future’s diary

30代後半システムエンジニアが、働き方や日々のことなど、思いついたことを書いています。

お尻の手術をしてきた

しばらく空いてしまったんですが、前エントリーの続き。

昨年11月末に、お尻の手術をしてきました。
備忘録代わりに残しておきます。
リアルでは誰にも話しにくいので・・・
配偶者にはいろいろ言いましたが、37歳人妻肛門奮闘記(?)には興味がない様子でした。


1.前日
前日は「具のないパン」しか食べてはいけないとあらかじめ言われていました。
手術後の排泄でお尻を傷めないためのようです。
「具のないパン」とは具体的に、食パン、ロールパン、メロンパン、カステラなど
○クリーム、チーズ、バター
×ジャム、あんこ
ジャムやあんこでも痛いそうです。なんて話を聞くとだんだん怖くなります。

仕事しながら具のないパンだけ食べるのはきついなと思い、手術前日は祝日になるように調整。
朝から配偶者を起こして地元一番のおいしいパン屋に出かけます。
いつもなら、具がたっぷりのおいしいパンを選ぶのですが、今日はだめ。
なのでいつも食べないようなクロワッサンやシンプルなクリームパンなどを中心に選びます。
そのパンを食べて一日過ごしました。


2.当日[午前中]
手術は午後。当日は、水分OKだが食事は控えるようにといわれていました。
緊張のせいかあんまり眠れなくて早起きしてしまいました。
最後に何かしておこうと思い(死ぬみたいだ)、銭湯でひとっ風呂浴びることに。

私は銭湯で広いお風呂につかるのが好きで、手術後しばらくはいけなくなりそうなので最後の晩餐気分で入ってきました。
特にお尻をきれいに洗い、ゆったりとお湯につかる。ああ、これが今年最後の沐浴か。。。


3.当日[手術中]
午前の診察が終わるぎりぎりの時間に受付を済ませ、まずは手術着に着替えます。
青い不織布でできたお尻が割れている上着と、紙のパンツ。
その格好で下剤を飲み、10分後にトイレに行って全部出してきました。
とはっても前日はパンしか食べてないので、たいした量は出ません。
出終わったかな、、と思ったら看護師さんを呼んで見てもらい、無事OKをもらいました。
流してないトイレに人を呼んでうんこを見てもらうのは、初めてだとなかなか抵抗感があります。

そのあとはベッドに寝そべり、たぶん麻酔の点滴を受けました。(麻酔だと説明されたのかどうかよく覚えていない)
針が血管にうまく刺さらなくて、手の甲に刺した針からは点滴の液と血液が混じったものがじわじわあふれてきて、タオルをもらってあてがっていました。なんか幸先悪い。

そうこうしているうちに点滴も終わり、いよいよ手術の時間に。
ベッドの床をを高く上げて、手術室に運ばれました。
先生に話しかけられ、言われるままにうつぶせになってお尻を天高く突き出したあたりで、記憶がなくなりました。
寝不足なのもあったし、麻酔が効いてきたようでした。

気づくとすべて終わって、ベッドごと元の控え室に戻っていました。


4.当日[手術後]

手術が終わってからは、おしっこが出るのを確認するまで待機です。
2時間弱うとうとしたりスマホを触ったりしながら待っていたら、もんだいなくおしっこが出ました。
あとは会計を済ませて薬をもらい、ひりひりするお尻をかばいながら帰宅しました。

その晩は痛みと出血がまあまああって、その晩はうどんをすすり痛みに耐えながら横になって眠ってしまいました。

ちなみに、手術費用は大腸の検査も込みでおよそ3万円でした。
事前、事後の診察や薬代もあわせて4万円で足りるくらい。
入院保険の手術給付金でなんとかなる金額でした。


5.後日

手術後数日間は、お尻がズキズキ痛むのと、何かの汁が出てきてぬめぬめしました。
なので、ティッシュのような紙でできているパッドをあてがい、紫雲香を塗るように指示されていました。
紫雲香はテクスチャが硬めなので塗りにくくて、パッドに塗ってそれをお尻の割れ目にはさんでいました。
痔がひどかったときに比べれば楽なんですが、やはりお尻は痛みます。

あとは便秘薬(硬くなると痛いので)や抗生物質、痛み止めを1週間飲みました。
また、お酒も1ヶ月ほど禁止でした。

2週間くらいたつとお尻の痛みと何かの汁がなくなり、ずいぶん快適に過ごせるようになりました。
念のため自転車はもうちょっと我慢しているうちに何ともないほどに回復しました。

1ヵ月後の最後の診察では、「手術したとは思えないくらいきれいに戻っている、他の肛門科で見せてもばれないだろう」と高らかに宣言されました。


6.現在

お尻の不快さはすっかりなくなりました。
最初は抵抗感があったけど、手術してよかったです。
あとはア○ラックの入院保険で手術交付金をもらわないと。
もらったら配偶者とお肉祭りでもしようと思います。