AIと人間の仕事の話を聞いてきた
ちょっと前に、とある大学の先生によるAIの話を聞いてきました。
AIが普及するのはよいけれど、それで仕事が奪われるのではないか?これからの社会はどうなる?といった触れ込みの内容でした。
AI自体は一応仕事に関係なくもないので多少は知っていますが、「人工知能でこれからのビジネスが拓ける!」みたいないい話しか聞かないので(金儲けのためなのであたりまえだけど)、そうじゃないことも聞きたいなと思って行ってきました。
そこで紹介してもらったデータが、HLMIに関するアンケート結果でした。データ自体は先日GIGAZINEでも分かりやすくまとめられていました。
これを見る限りだと、タスクとして認識できるような仕事は今後10~20年のうちに機械できるようになっていくのは確実ですね。
いわゆる事務仕事や、士業のような過去の資料や記憶に頼る仕事では、タスクごとに少しづつAIに置き換わっていくのだろうなと。
急激な転換は社会へ与える影響も大きいので、政治的な力も使われて普及のスピードはなるべく抑えられるだろう、と見られているようですが。
音楽を作ったり研究をしたりという、創造的だと思われているようなワークもできるようになる未来もすでに見えています。
先生も、「20~30代の人は、AIに仕事を奪われるのは確実なので、自分のことだと思ってよく考えないとだめだよ」と仰っていました。
参加者がほとんど50代以上だったのであんまり響いていなかったのが残念でしたが・・・
高齢の参加者の方は、仕事を奪われると言うよりは、AIに支配されるというSF的な世界の到来を心配しておられる方もいました。
それについては、ディープラーニングの発展によって、AIの自ら学習する能力は向上しているけれども、複数のテーマに対して能動的に取り組むというアルゴリズムが相当難しいらしく、総合的に人間を超える能力を持つ汎用AIの出現にはまだまだ(100年以上は)時間が必要だとのことでした。
それも、収穫加速の法則を考慮すると早まる可能性は大いにあるそうですが。
ただ、いずれ人間を追い越すことは確実なので、そうなったら地球上の覇権を人間からAIに引き渡すことになるのは自然の道理ではないのかと。親から子に引き継がれる、みたいな。
そのときに、なるべく人間を敵認定せずに共存させてもらえるようにしたいと、AI学者さんたちは日々努力をしておられるとのことでした。
こういう話と、これからは60歳定年制なんて崩れるし年金も当てにならないからずっと働かないといけない、ということも考えていくと、おのずとこれからの自分にとっての仕事のあり方を考えるようになります。
会社で生き延びることを考えるか、今の立ち位置にこだわらず自分自身を伸ばすことを考えるか。
道は無限にありますが、まずは自分自身がどうありたいか、今後どうしたらよいのかをしっかり考えないといけないな、と思う今日この頃。
とくに、楽しいことを仕事にしないと長くは続かないよなあとつくづく思います。
自分が楽しくできることに他人にとっての価値をプラスして、遊び半分仕事半分みたいにできればベストだなと。むつかしー
というところで、「自分の市場価値を考える」というテーマの講演も聞いてきたので、次回はその話を書きます。
それではー